腹痛|おりた内科クリニック おなかとカメラと糖尿病 金沢院|金沢・野々市の消化器内科、内視鏡内科

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腹痛

腹痛|おりた内科クリニック おなかとカメラと糖尿病 金沢院|金沢・野々市の消化器内科、内視鏡内科

初診の方はご一読ください

腹痛とは

腹痛は日常生活で非常に頻繁に経験する症状の一つで、外来患者における受診理由のトップ3に入るほど一般的です。日本における急性腹痛の研究では、年間約1000万人以上が何らかの腹痛で医療機関を受診していると推定され、また慢性的な腹痛に関しても、全人口の約515%が慢性的な腹痛を抱えているという研究があります。このように、多くの方が腹痛に悩まされていることが分かります。

腹痛の原因は多岐にわたり、感染症やストレス、緊張が引き金となる場合もあります。特に急性の腹痛は、感染性腸炎(いわゆるおなかの風邪)などの比較的軽い病気が多く、自然に改善することが多いですが(一般的には12週間以上続くことはまれです)、胃・十二指腸潰瘍、急性胆嚢炎、急性膵炎、急性虫垂炎などの緊急性を要する場合、婦人科系疾患、泌尿器科系疾患や心筋梗塞などの心臓疾患など他臓器の疾患が隠れている場合もあり、正確な早期の診断と治療が求められます。

慢性的な腹痛においては、過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアなどの機能性消化管疾患、さらにはストレス、心理的要因など、さまざまな背景から生じることも多く、専門的な対応が必要となります。

腹痛の原因を正確に診断するためには、症状の性質や部位、関連する症状、発症の経過、さらに既往歴や生活環境といった患者様の背景を詳細に問診・診察することが不可欠です。このような包括的なアプローチにより、適切な治療法が見つかり、患者様の不安を軽減することができます。

『おなかのお困りごと相談室』外来 ~『おなかのかかりつけ医』としての当院の強み ~

日常的に経験する腹痛。しかしその背後には、胃癌や大腸癌、膵臓癌といった重大な病気が潜んでいることもあります。内科を受診しても「原因がわからず、薬だけで終わり」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。当院では「腹痛を専門的に診るクリニック」として、以下のような強みを生かし、患者様の健康を支えます。

早期発見の徹底

腹痛がきっかけで、重大な病気が発見されるケースも少なくありません。小さな不調も見逃さず、当院では腹痛の原因を丁寧に明らかにし、的確な治療につなげます。「おなかのかかりつけ医」として、皆様が安心して健康を維持できるようサポートいたします。

専門的な診療体制

当院は日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本超音波医学会専門医、日本膵臓学会指導医、日本胆道学会指導医による、豊富な知識と経験に基づいた問診・診察および検査を提供します。腹部エコー検査や胃・大腸内視鏡検査を積極的に行い、詳細な評価と迅速な原因特定に努め、患者様に最適な治療計画を提案いたします。

患者様に優しいエコー検査

腹部エコー検査は、痛みがなく、患者様とお話ししながらリラックスして受けられる優しい検査です。症状を感じる部分にプローブを当てて詳細に確認し、腸の動きも観察することで、的確に原因を突き止め、患者様の状態に合わせたオーダーメイドな治療を行えます。実際、腹痛症状で施行した腹部エコー検査にて膵臓癌が発見された患者様もいて、すぐに中核病院へ紹介し治療を開始することができました

寄り添ったサポート体制

当院では、患者様1人ひとりにしっかりと寄り添い、丁寧な診療を心がけています。おなかの不調を抱える患者様に、症状の緩和や健康回復のために治療方法やお薬を共に考え、適切な調整を行います。

『おなかのお困りごと相談室』外来としての使命

腹痛や消化器の不調には、様々な原因が隠れていることがあります。当院は、慢性便秘や過敏性腸症候群(IBS)、機能性ディスペプシア(FD)など器質的な異常がない場合でも、患者様の生活に影響を与える症状に共に向き合い、解決策を探ります。患者様の不安に寄り添い、安心できる診療環境を提供することで、一緒に健康な生活を目指していきます。気になるおなかの症状があれば、どうぞ当院の『おなかのお困りごと相談室』外来にお気軽にご相談ください。

よくある腹痛の症状例

腹痛には以下のような症状があります。

  • お腹がキリキリ痛む
  • 下腹部が張って痛い
  • 食後にお腹が重い
  • 空腹時に腹痛が生じる
  • 便が出にくくて痛む
  • 激しい痛みが突然生じた
  • 鈍い痛みが持続している
  • 腹部の一部が押すと痛い
  • 腹痛と同時に吐き気がある
  • ガスが溜まって不快感がある
  • ストレスが多くおなかが痛くて下痢気味 など

このような症状があればいつでもお気軽にご相談ください。

緊急性のある危険な腹痛の特徴

下記のような症状を伴う腹痛についてはすぐに当院受診してください。緊急処置が必要と判断すれば、当院が顔の見える密接に連携している中核病院への受診や救急搬送を迅速に手配いたします。

突然の強い腹痛

激しい痛みが急に現れ、改善しない場合。

全身症状を伴う場合

発熱や意識障害、呼吸困難、血圧低下などが伴い、意識がもうろうとしたり、呼吸が苦しくなるとき。

持続的または悪化する痛み

数時間や数日にわたって痛みが続き、急速に悪化する場合。

出血が見られる場合

吐血、血便、黒い便などが見られるときは、消化管出血の可能性があります。

上記のような症状が見られた場合は放置せず、速やかにご相談ください。

当院の腹痛診療の方針

詳細な問診と身体診察

まず腹痛の原因を正確に見極めるために以下のポイントに注目しながら、症状を総合的に評価していきます。

症状の性質

痛みの感じ方(鈍い痛み、鋭い痛み、波があるかなど)

痛みの部位

腹部のどこに痛みがあるか、また痛みが移動しているか

関連症状

吐き気、嘔吐、下痢、便秘、発熱、血便など、腹痛とともに出現する他の症状

発症の経過

痛みが突然始まったのか、徐々に悪化しているのか、改善傾向にあるのか

増悪・軽快因子

食事の前後で変化があるか、排便後に改善するか、体勢で変化するか

既往歴や生活環境

過去の病歴や生活習慣、胃や大腸カメラの施行歴、生理周期との関連

当院では、患者様がリラックスできるご自宅などで時間をかけて症状を整理できるよう、WEB問診システムを導入しています。このシステムは、問診内容を事前に確認させていただくことで、診察の際にさらに深く踏み込んだ質の高い診療が可能になることを目的としています。待ち時間の短縮、診察時間を有効に使うためにも、ぜひWEB問診にご協力いただければと思います。

当院で施行可能な検査

得られた情報に基づいて、適切な血液検査・尿検査、レントゲン検査、腹部エコー検査、胃・大腸カメラ検査を組み合わせて、腹痛の原因を特定します。特に当院が得意としている患者様に優しい腹部エコー検査を積極的に行い、質の高い腹痛診療を提供しています。また、鎮静剤を使用した苦痛の少ない胃・大腸カメラ検査も受けられます。

治療

患者様1人ひとりの症状に合わせて、まずはしっかり診断し、その上で最適な治療を進めていきます。腹痛がつらいときには、症状を和らげる対症療法も取り入れながら、少しでも楽に過ごせるようサポートいたします。特に慢性的な腹痛の場合には、患者さんに寄り添い、治療方法やお薬を調整しながら、できる限り優しい治療を心がけています。また、緊急を要する際には、信頼できる中核病院と密に連携し、迅速にご紹介いたします。

腹痛を伴う病気

腹痛を引き起こす病気は下記に記載した通りです。いつもより痛みを強く感じる、痛みが慢性的に続く、胃やお腹に違和感を感じるなどあれば、「ただの胃痛・腹痛」と過信しては大変なことになる場合がありますので、症状が進行する前に一度当院までお気軽にご相談下さい。

消化器系疾患

急性胃炎・胃・十二指腸潰瘍

急性胃腸炎(感染性腸炎)~おなかの風邪

胃アニサキス症

胆嚢炎・胆管炎(胆石症、総胆管結石)

急性膵炎

大腸憩室炎

虚血性大腸炎

虫垂炎(いわゆる盲腸)

腸閉塞

潰瘍性大腸炎・クローン病

過敏性腸症候群(IBS)、機能性ディスペプシア(FD)

悪性腫瘍(胃がん、大腸がん、膵臓がん、胆道がんなど)

泌尿器系疾患

腎結石・尿管結石症

尿路感染症(腎盂腎炎・膀胱炎)

循環器系疾患

腹部大動脈瘤・解離

婦人科系疾患

卵巣嚢腫破裂・捻転

子宮外妊娠

月経関連の痛み(生理痛)

実はお腹じゃない!?見逃しやすい腹痛の裏に潜む病気

診断には専門的な対応が必要ですので私たちにお任せください。

心筋梗塞(狭心症)

帯状疱疹

まとめ

腹痛は様々な原因があり、痛みの部位や性質によって考えられる疾患が異なります。軽い腹痛だからといって放置せず、気になる症状がある場合は早めに受診することが重要です。特に、急激な痛みや持続する痛みなどがある場合は専門医の診断が必要ですので、当院の診療をご利用いただければと思います。