膵臓の健康相談・膵臓ドック|おりた内科クリニック おなかとカメラと糖尿病 金沢院|金沢・野々市の消化器内科、内視鏡内科、糖尿病内科、内分泌内科

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膵臓の健康相談・膵臓ドック

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初診の方はご一読ください

膵臓の健康相談・膵臓ドック

膵臓の健康相談・膵臓ドック

当院の膵臓外来の特徴

北陸のクリニック初の膵臓や胆のう・胆管を精密に観察し早期発見に役立つ最新鋭の超⾳波内視鏡を導入し、より高度な膵臓診療を提供します。金沢大学附属病院消化器内科などで膵臓癌の早期発見に関わってきた日本膵臓学会専門医が対応いたします。膵臓に不安がある方は、ぜひ当クリニックにご相談ください。

超音波内視鏡とは

超音波内視鏡:EUS(Endoscopic Ultrasonography)は、胃カメラの先端に超音波部分がついた特殊な内視鏡を使用する検査で、胃カメラ検査と同様の方法で実施できる比較的簡便な検査で検査時間も10分程度です。膵臓は、おなかの深いところにあり、通常の腹部エコー検査やCT/MRI検査では早期発見が難しく、無症状のまま病気が進行することが多い臓器です。しかし、超音波内視鏡は、胃や十二指腸の中からすぐ裏にある膵臓を近くから詳しく観察できるため、5mm以下の非常に小さな膵臓癌も見つけることができます。この検査を上手に活用することで、膵臓癌の早期発見につながる可能性があります。当院では膵臓癌で悲しい思いをされる患者様やご家族様を一人でも減らしたいという思いから、超音波内視鏡検査を導入しました。そのため、膵臓に不安がある場合や膵臓癌の危険因子(糖尿病の発症や膵嚢胞、慢性膵炎、膵癌の家族歴など)を持つ場合は、定期的に膵臓健診や膵臓ドックによる精密な超音波内視鏡検査にて、できる限り膵臓癌の早期発見につなげていきたいと思います。

超音波内視鏡説明

超音波内視鏡を使って分かる病気

膵臓の病気(膵臓癌、膵嚢胞、慢性膵炎、膵石など)だけでなく、通常の検査では詳細な評価が難しいことが多い胆のうおよび胆管の病気(胆石、胆管癌、胆嚢癌、胆管結石、胆管炎など)、消化管粘膜下腫瘍などの評価も可能で、早期発見が可能となりえます。

膵臓について

膵臓は、胃の後ろにある長さ約20cmの細長い臓器で、体の中心より少し左側、みぞおちの背中側に位置します。そのため、膵臓に問題が起こると、みぞおちの痛みや背中の痛みが現れることがあります。 膵臓には、2つの大切な働きがあります。1つ目は「外分泌機能」で、これは食べ物を消化するために膵液という消化酵素を十二指腸に分泌する役割です。2つ目は「内分泌機能」で、インスリンなどのホルモンを血液に分泌して、血糖値を調整する役割を果たします。このように、膵臓は私たちの体にとって非常に重要な臓器です。

膵臓癌について

膵臓癌はがん情報サービスの統計情報によると2019年度の罹患患者数は43,865例(男性22,285例、女性21,579例)、2020年死亡数37,677人(男性18,880人、女性18,797人)になり2009年~2011年5年相対生存率は8.5%となっており他のがんと比較すると生存率が圧倒的に低く、難治癌の代表です。
その理由として、①膵臓癌は症状が出現しにくい、➁専門とする病院・クリニックが少なく、専門医も少ないためどこへ受診すればいいかわからない、➂胃癌・大腸癌のような健診システムが確立していないため定期的な検査が受けられない(膵臓健診がない)、などのため、膵臓癌は早期発見が難しいのが現状です。そのため、多くの患者様が外科治療などの根治治療が難しい進行状態で発見されている悲しい状況が続いております。 確かに膵臓癌は非常に難しい病気ですが、それを克服するためにさまざまな取り組みが進められています。手術技術の向上や抗癌剤治療、放射線治療、免疫治療の急速な発展、また、早期診断の方法の確立も進んでいます。これらの進歩により、少しずつではありますが、膵臓癌の予後も改善し始めており、明るい未来が見え始めています。
膵臓癌の進行過程については、徐々に解明されてきています。膵臓癌は、急に大きく進行するわけではなく、膵臓に危険因子が加わることで、まず約12年かけてごく小さな「癌の芽」が現れます。その後、さらに約7年かけてゆっくり成長し、腫瘍が5〜10mmを超えると急激に大きくなり、周囲の組織に浸潤し、遠隔転移を起こします。この段階で症状が現れ、検査で発見されますが、すでに治療が難しい状態になっていることが多いです。
そのため、膵臓に不安がある場合や膵臓癌の危険因子を持つ場合は、定期的に膵臓健診やドックを受けることで、早期発見につながる可能性が高まります。
膵臓癌を早期に発見するためには、いくつかの検査が重要です。腫瘍マーカー検査や腹部エコー、CT、MRIなどがありますが、特に小さな膵臓癌を見つけるには先ほど説明した超音波内視鏡(EUS)検査が最も有効です。この検査を上手に活用することで、膵臓癌の早期発見につながる可能性があります。

当院が目指す膵臓癌診療

「おりた内科クリニック」では、膵臓癌で悲しむ患者様・ご家族様を一人でも減らしたいという思いから膵臓癌の早期診断のための膵臓診療を提供します。特に、大学病院レベルの最新医療機器と日本膵臓学会指導医による膵臓ドックが特徴です。この膵臓ドックでは、高性能な腹部エコーや早期発見に不可欠な超音波内視鏡検査を活用し、膵臓癌の早期発見を目指します。 糖尿病の発症や膵嚢胞、慢性膵炎、膵癌の家族歴などの危険因子を持つ方には、定期的な検査や経過観察を行い、異常があれば大学病院と連携して精密検査を実施していきます。 また、ホームページやブログ、講演会を通じて膵臓癌に関する情報発信を行い、地域の方々に膵臓健診の重要性を広めていきたいと考えております。さらに、LINE公式アカウントを活用して患者様とのつながりを強化し、オンライン診療による膵臓の健康相談も提供する予定です。これにより、地域の患者様が膵臓に関して手軽に専門的な診療を受けられるような受診しやすいクリニックにしていきたいです。

膵臓ドック(自費診療)について

日本膵臓学会指導医、日本超音波医学会専門医による質の高い、かつ十分な鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査を提供いたします。
検査内容は以下の通りです。

  • 腫瘍マーカー検査
  • ハイスペックな腹部エコー検査
  • 最新鋭の超音波内視鏡検査
  • 膵臓の健康相談
  • LINE公式アカウント登録による専門医によるフォローアップ体制
  • 金沢大学付属病院など専門機関との緊密な連携の提供

まとめ

膵臓癌は確かに恐ろしい病気ですが、早期に発見し適切な治療を受けることで、十分に克服できる可能性があります。膵臓癌の危険因子を持つ方は特に定期的な検査を受けることが重要であり、膵臓ドックを通じて自分の健康状態を把握することが、膵臓癌から命を守るための最善の方法です。

「おりた内科クリニック」では、膵臓癌の早期発見に特化した診療を提供し、地域の皆様の健康を支えていきます。ぜひ膵臓ドックをお受けください。

料金表

膵臓ドックの料金

項目 料金
膵臓ドック(腫瘍マーカー採血、エコー、超音波内視鏡) 35000円(税込み)

・膵臓癌の危険因子(膵臓癌の家族歴、膵嚢胞、膵炎の既往歴、糖尿病の増悪時など)がある場合や膵臓癌を疑う症状(背部痛、体重減少、黄疸)などがある場合には、診察のうえ必要と判断すれば、保険診療で腹部エコーや超音波内視鏡検査を受けることができる場合もあります。