
目次
このたび、おりた内科クリニックは、
「在宅看取り件数ランキング2025年版(おうちde医療)」において、石川県第11位となりました。
(看取り件数61人:自宅11人・施設50人)
前年2024年版では第26位(24人:自宅4人・施設20人)でしたので、
この1年間で大きく順位を上げ、多くの患者さまの最期の時間に関わらせていただきました。
これは、地域の皆さま、訪問看護師の皆さま、ケアマネージャーの皆さま、
そして何より患者さまとご家族さまの支えがあってこそです。
心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
本日は、この結果のご報告とともに、
私たちが大切にしている訪問診療の考え方をお伝えさせていただきます。
なぜこの1年で順位が大きく上がったのか
ー 私たちの訪問診療への想い ー
私たちは開院当初から、
「外来だけでなく、人生の最期まで寄り添う医療を提供したい」
「人生の最初から最後まで寄り添うライフパートナークリニックでありたい」
という想いを大切にしてきました。
訪問診療は、単なる「通院できない方の医療」ではなく、
- 住み慣れた場所で過ごしたい
- 病院ではなく、自宅や施設で最期を迎えたい
- 大切な家族と一緒に過ごす時間を大事にしたい
こうした想いを支える医療だと考えています。
「頑張らない選択」も大切にしたい
病院勤務医時代、私たちは多くの患者さまを診てきました。
その中で、
- 入退院を繰り返すこと(救急車で搬送となれば体の負担も大きい)
- 体に負担の大きい治療を続けること(血管が細くなれば点滴を何回も刺すことが必要となる)
が、必ずしも患者さまにとって幸せとは限らない場面を何度も経験してきました。
特に、ご高齢の方やADLの低下した寝たきりの患者さま、多くの病気を抱えている方にとっては、
👉「頑張らない」という選択が、優しい医療になることもある
と感じています。
だからこそ当院では、
「自宅や施設で最期の時を過ごすという選択は、決して間違いではない・選択肢の1つとなりうる」
ということを丁寧にお伝えし、
患者さま・ご家族さまと一緒に考えていく診療を大切にしています。もちろん、「大変であってもできる限り病院で治療を頑張りたい」という想いがあれば、連携した最適な病院への受診・入院を迅速に調整し、治療がうまくいき元気になれば、速やかに訪問診療を再開して、いつもの生活を最大限サポートできるようにしています。
この1年で取り組んできたこと
- 専任スタッフによる訪問診療部の立ち上げ
- 24時間対応体制の強化
- 訪問看護・ケアマネージャー・地域連携室との顔の見える連携強化
- 外来から訪問診療へのシームレスな院内移行体制の構築
- 「頑張らない選択」「終末期対応」も含めた寄り添う病状説明の徹底
おりた内科クリニックでは外来+訪問のハイブリッド型クリニックであるため、外来通院が難しくなっても、
👉「そのまま私たちがご自宅へ伺います」
という安心感を持っていただける体制を整えてきました。
その結果として、
「最期まで自宅や施設で過ごしたい」という願いを選択される患者さまが増え、今回の結果につながったと感じています。
おりた内科クリニックの訪問診療の特徴
① 専任の訪問診療部による迅速で柔軟な対応
- フットワークの軽い対応
- 急変時の迅速な対応
- 多職種とのスムーズな連携
いつでも相談しやすい体制を整えています。
② 二人主治医制による総合的な医療
- 消化器・膵臓・胆道・がん緩和ケア・超音波専門の院長(私)
- 糖尿病・生活習慣病・高齢者医療専門の副院長+管理栄養士・糖尿病療養指導士
の最強タッグによる安心な診療体制を構築しております。
訪問診療においても、
- 急性期対応
- 慢性疾患管理
- がん終末期・緩和ケア
- 栄養管理
を総合的に支えることができます。
特に、
- インスリン管理などの高度な糖尿病管理
- 膵臓・胆道疾患を含むがん終末期対応
- ポータブルエコーによる在宅での高精度診断
は当院の大きな強みです。
③ 外来と訪問の切れ目のない医療提供体制
👉 外来診療と訪問診療を同じ医師チームで対応することが強み
- 外来通院困難になればスムーズに訪問診療への移行が可能
- 退院後の専門的な外来フォローが可能
- ケアマネージャー、訪問看護ステーションと連携して外来通院で患者さまを支えられる
ということが、外来+訪問のハイブリッド型クリニックの特徴です。
また、
👉 退院後すぐ訪問診療ではなく、まず外来で診ることも可能
という柔軟な対応も、訪問診療専門クリニックとの違いであり、地域連携において大きな強みとなっています。
④ 最期まで寄り添う看取り医療
私たちが最も大切にしているのは、
「最期まで寄り添うこと」
です。
私たちの訪問診療は、
- 痛みを和らげる
- 呼吸苦を軽減する
- 不安を減らす
だけでなく、
👉 ご家族の心も支える医療
だと考えています。
患者さまとご家族さまが納得できる形で最期を迎えられるよう、一緒に考えながら支えていきます。
⑤ 地域とつながる「連携力」の強さ
訪問診療は、医療機関だけで完結するものではありません。
- ケアマネージャー
- 訪問看護師
- 施設スタッフ
- 地域医療連携室
多職種と一緒に作り上げていく医療です。
👉「一緒に患者さまを支えていけるクリニック」
でありたいと考えています。
- 顔の見える関係づくり
- 迅速な情報共有(電話・デジタルツール)
- 定期的な直接面談・カンファレンスの開催
を通じて、密な連携を大切にしています。
ランキングについての私たちの考え
今回の結果は大変うれしいものですが、
私たちにとって最も大切なのは、
「一人ひとりにとって最善の医療が提供できているか」
という点です。
件数はあくまで結果であり、
- ご本人の意思をかなえられているか
- ご家族が納得できているか
- 安心して過ごせたか
を大切にしています。
これからも「患者さまにやさしい訪問診療」を追求していきます。
訪問診療をご検討の患者さま・ご家族さまへ
- 通院が難しくなってきた
- 在宅医療を考えている
- 自宅で最期まで過ごしたい
上記の方は、まずはお気軽にご相談ください。
早期から関わることで、
- 入院回避
- 意思決定の整理
- ご家族の負担軽減
につながります。
医療・介護関係者の皆さまへ
ケアマネージャー様、訪問看護師様、地域連携室の皆さまへ
当院では、
- 迅速な受け入れ
- 丁寧な情報共有
- 顔の見える連携
を大切にしています。
👉 「一緒に患者さまを支えるパートナーとして連携したい」
そう思っていただけるよう、誠実に対応してまいります。
ご相談・ご紹介を心よりお待ちしております。
『おりたの訪問診療』についての専門ページ
訪問診療についての私たちの想いについて詳しく記載しておりますので、ぜひ一度お読みください。
お問い合わせ
おりた内科クリニック 訪問診療部
〒921-8801 石川県野々市市御経塚1丁目445
TEL:076-227-8160(専用)
FAX:076-227-8130
【受付】月〜金 9:00〜18:00(土日祝休)
※訪問診療は24時間対応
まずはお気軽にお電話ください。
まとめ
今回の結果は、これまでの取り組みが間違っていなかったという自信と、
これからさらに頑張りたいという強い想いにつながりました。
そして何より、
- 「お願いしてよかった」
- 「安心して最期を迎えられた」
- 「笑顔で最期を送ってあげられた」
というお言葉をいただけたことが、私たちの何よりの喜びです。
これからも、
「人生のはじめから最期まで寄り添うライフパートナークリニック」
として、地域の皆さまを支えてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
おりた内科クリニック おなかとカメラと糖尿病 金沢院
院長 織田 典明







