おりた内科クリニックは、『病気の予防・早期発見から人生の終末期まですべてを支えるライフパートナーでありたい』という理念のもとに生まれた、
地域密着の総合内科クリニックです。
私たちは、病気を治すだけでなく、患者さまの人生そのものに寄り添い、
どんなときも『その人らしく』生きられるよう支える存在でありたいと願っています。
病院は『治す場所』かもしれません。けれど、自宅や施設は、『その人らしく生きる場所』です。
訪問診療
訪問診療

〜住み慣れた場所で、その人らしく過ごしてほしい〜
おりた内科クリニックは、『病気の予防・早期発見から人生の終末期まですべてを支えるライフパートナーでありたい』という理念のもとに生まれた、
地域密着の総合内科クリニックです。
私たちは、病気を治すだけでなく、患者さまの人生そのものに寄り添い、
どんなときも『その人らしく』生きられるよう支える存在でありたいと願っています。
病院は『治す場所』かもしれません。けれど、自宅や施設は、『その人らしく生きる場所』です。

安心できる空気、いつもの時間、そこに流れる穏やかな日常——
その中でこそ、人は笑顔を取り戻し、生きる力を育むことができると、私たちは感じています。
おりた内科クリニックでは、『通えなくなっても、ずっと同じ主治医とともに』を合言葉に、
外来と訪問診療を切れ目なくつなぎ、地域の皆さまの『あたりまえのいつもの暮らし』を支えていきたいです。
顔なじみの医師とスタッフがそのままご自宅へ伺い、『病院に負けない質の高い医療を、あたたかく、ていねいに』お届けします。
——それが、私たちが目指す『地域に寄り添う訪問診療』のかたちです。
『おりたで訪問診療を受けてみたい』『近くにおりたがあるから安心だ』——
そんな想いを抱いていただけるように、『おりたの訪問診療』についての想いの詰まった訪問診療説明ページをつくったので、ぜひ読んでください。

おりた内科クリニックの訪問診療の始まりは、2023年6月1日。
院長の私一人だけで、小さなアパートの一室から訪問診療専門クリニック『おりたクリニック』としてスタートしました。
それでも、『小さくても温かい、信頼される訪問診療チームをつくりたい』という強い想いを胸に、金沢市・野々市市・白山市を中心に、一軒一軒丁寧にご自宅や施設を訪ねながら診療を続けてきました。
ご自宅や施設で不安を抱える患者さまやご家族に寄り添い、介護スタッフさん、ケアマネジャーさん、訪問看護師さんなど、地域を支える専門職の皆さまにご指導・ご協力をいただきながら、少しずつ信頼の輪を広げてまいりました。
決して大きなスタートではありませんでしたが、目の前の一人ひとりの患者さんに誠実に向き合いながら、『本当に患者さんの力になれる訪問診療とは何か』を問い続けてきたこの時間こそが、今の私たちの原点です。

そして2024年10月1日。
これまでの訪問診療の経験を土台に、地域の方からの『外来はしていないの?』『受診してもいいの?』という声に後押しされ、『訪問診療だけでなく、地域全体の健康を守りたい』『人生のすべての段階を支えたい』という想いから、野々市市御経塚の地に、外来診療も行える総合的な内科クリニックとして『おりた内科クリニック おなかとカメラと糖尿病 金沢院』を新たに開院いたしました。
外来診療と訪問診療が切れ目なくつながることで、通院されていた患者さまが通えなくなっても、主治医を変えることなくご自宅での診療に移行できる『切れ目のない地域に寄り添った安心医療体制』が実現しました。
『いつもの先生が、今度は自宅に来てくれる』——
そんな安心感を地域の皆さまにお届けできるようになったことは、私たちにとって大きな喜びです。

現在では、地域の病院の地域連携室、介護事業所、行政・地域包括支援センター、ケアマネジャー、訪問看護師など、医療と介護の多職種の方々との『顔の見える関係』を大切にしながら、地域全体で健康を支えるネットワークを築いて、日々連絡を取り合っています。
さらに、私たち、おりた内科クリニックは、単なる『治療する場所』ではなく、地域の皆さまにとっての『健康と安心を支える窓口』であり、『なにかあったらおりたに相談しよう』と思っていただけるような『ふっと立ち寄りたくなる場所』でありたいと考えています。
『外来診療と訪問診療を一体化したハイブリッド型の医療体制』を通じて、
地域の皆さまとともに健康の輪を広げ、支え合いながら、人生そのものに寄り添う医療を届けていく——
これこそが、『おりたの訪問診療』の原点であり、これからもこの強い想いを忘れずに、『地域に寄り添う訪問診療』を頑張っていきたいと思います。
01『自宅で過ごすことが生きる力になる』ことを、一緒に支えていきたい

おりた内科クリニックの訪問診療は、単なる『通院ができない方への医療』ではありません。
それは、その人らしいいつもの生活を支えるための、『暮らしに寄り添う医療』です。
病院では、環境の変化や慌ただしさの中で落ち着けなかったり、『早く家に帰りたい』と感じる患者様も少なくありません。
せん妄という興奮状態になる方もいます。
一方で、ご自宅や施設には、『その人のための時間』が流れています。
見慣れた部屋、いつもの匂い、窓から見える季節の風景、家族やスタッフの笑顔——。
そのどれもが、心をやわらげ、気持ちを前向きにし、『生きよう』とする力を呼び起こしてくれると思います。
訪問診療を行う中で、私たちは何度も実際に目にしてきました。
家に戻った途端に表情がやわらぎ、笑顔がこぼれ、食欲が戻る患者さまの姿を。
おいしいごはんをゆっくり味わえること、陽の光を浴びながらお茶を飲むこと、家族と同じ空間で過ごせる安心感。
そんな小さなあたりまえの日常の一つひとつが、その人本来の力を引き出し、『らしさ』を取り戻すきっかけになると感じています。
こうした日常のぬくもりを守ることが、私たちの訪問診療の本質であり、一番大切にしていることです。
治療だけではなく、『その方がどう生きたいか』『どんな暮らしを続けたいか』に寄り添う医療を、チームみんなで支えていきたいです。
02『治すことだけがすべてではない』ことを、一緒に考えていきたい

もう一つ、訪問診療が持つ大切な力があります。
それは、『治療を続けること・頑張り続けることだけが医療ではない』という気づきを、患者さまとご家族とともに考えることです。
年齢を重ね、食事がとれなくなったり、体力が少しずつ落ちていく中で、
『どこまで治療をするのか』『どう生きたいのか』——
その答えは、人それぞれです。
私たちはその問いを、患者さまやご家族と一緒に悩み、考え、支えていくことこそが、訪問診療の本質だと考えています。
病院では、延命処置や点滴など『頑張る医療』が優先されることも多くあると思います。
もちろん、それも正しい選択ですが、時にその頑張りがご本人にとって大きな負担となることもあるのも事実であり、そういった視点もみんなが理解することが重要だと思います。
『頑張って治療するということは、簡単ではなく、当然本人に苦痛を強いることにもなりうる』という現実を、訪問診療の専門家だからこそ、ご家族やご本人に丁寧に伝えられると思っています。
『頑張る』ことだけが正しいわけではありません。『もうこれ以上は頑張らない』という決断も、大切な選択のひとつです。
『もう十分頑張ってこられましたね、ありがとう』——
そんな言葉をかけられるのが、訪問診療の役割だと強く思います。
私たちは、患者さまやご家族の想いを尊重しながら、無理をせず、自然の流れの中で、穏やかに過ごす時間を支えていきたい。
その想いが間違っていないことを伝え、尊重してあげることで、安心して『その人らしく生き方』や『最期の迎え方』を選べるよう、そっと寄り添いたい。
それこそが、『おりたの訪問診療』が最も大切にしていることです。
私は長年、消化器内科(特に膵臓)を専門とし、病院でがんの診断から治療、そして終末期まで多くの患者さまを支えてきました。
その中で、今も忘れられない2つの経験があります。これが、私の医師としての原点であり、訪問診療への強い想いの源になっています。

ひとつは、若いがんの患者さまとの苦い経験です。
診断の初期から関わらせていただいたその方は、私と年齢も近く、自然と強い感情移入をしてしまいました。
「どうすれば少しでも力になれるか」「どのように言葉をかければ気持ちが楽になるか」と必死になるあまり、気持ちが先走り、押し付けがましい言葉をかけてしまうこともありました。
ときには感情があふれ、患者さまとぶつかってしまうこともありました。
最期を見届けたあと、心に残ったのは、
「本当にあのときの言葉は患者さんのためになっていたのだろうか」
「どうしてあげることが正解だったのだろうか」
——という問いでした。
それ以来、私は「正解のない医療の中でどう寄り添うか」を考え続けていました。
100点の答えはなくても、迷いながらでも、「どう生きたいですか」「頑張ってくれてありがとう」「頑張らなくてもいいですよ」「一緒に考えさせてください」といった自分のまっすぐな言葉を少しづつ交わしながら、その人の人生に真剣に向き合おうと努力するしかないのではないかと思います。
そして、その積み重ねこそが、私の現在の診療スタイルや訪問診療の原点へとつながり、そして強みになっていると思います。
もうひとつは、膵がん末期の患者さまとの経験です。
大学病院で診断から治療まで関わり、最期はご自宅で支えさせていただきました。
初めから関わっていた分、特別な思い入れがありました。
ご本人・ご家族と「最期に何をしたいか」を話し合い、
「旅行に行きたい」「美味しいものを食べたい」「あの景色をもう一度見たい」——
その一つひとつの願いを、みんなで叶えていきました。
患者さまは穏やかな表情で、自分らしい時間を過ごされ、
ご家族に見守られながら静かに旅立たれました。
その姿は、今も私の胸に深く刻まれています。
私は、がん治療の現場と終末期医療の両方を経験してきた医師としての強みを持っています。
専門的な治療を理解したうえで、その延長線上にある『生活と人生を支える終末期緩和医療』を届けること。
それが、私が訪問診療で果たすべき役割だと思っています。

私は糖尿病・生活習慣病を専門とし、これまで心筋梗塞や脳梗塞の再発予防、認知症ケアなど総合的な内科医として幅広く患者さんを支えてきました。勤務医時代、外来では「通えなくなったらどうすればいいのか…」、病棟では「家に帰りたいけれど本当に帰れるのだろうか…」と不安を抱える多くの患者さんを見てきました。その中で私は、『医療の目的は病院で治すことだけではなく、人生を支えていくことではないか』と感じ、訪問診療こそがそれをかなえることができる医療だと思い、訪問診療を頑張りたいと思いました。
1人目の患者さん:生活を取り戻す医療を届けたい
訪問診療では、病気だけを診るのではなく、その人の生活そのものを支えることができます。
通院が難しくなり、インスリン自己注射が乱れてしまった糖尿病の患者さんがいました。血糖は乱高下し、食事も不安定。生活そのものが崩れかけていました。
私たちは訪問診療を通じて、もう一度一緒に生活を整えることから始めました。
すると血糖は安定し、患者さんはこう言ってくださいました。
『また孫と散歩に行けるようになってうれしいです』
治療とは、本来このように『その人らしい日常を取り戻すこと』だと私は思っています。
2人目の患者さん:頑張らないという選択を支えていきたい
一方で、『頑張ることだけが医療ではない』ということも、勤務医時代の経験や訪問診療の現場で強く感じています。
脳梗塞後で寝たきりの患者さんがいました。飲み込む力が低下し、誤嚥性肺炎を繰り返し、何度も入退院を繰り返していました。ある時、ご家族様から『もうこんなに苦しそうなら、無理に治療を続けるべきなのか…』と強い不安感のなかで相談されました。
病棟で数多くのご高齢の方の終末期に立ち会ってきた私たちだからこそ知っている事実があります。
私はご家族と時間をかけて話し合い、治療をしない静かな最期を迎えることを選び、自宅での訪問診療を選択されました。
最終的にその患者さんは、ご自宅でご家族ともに穏やかな時間を過ごしながら旅立たれました。
そのとき、ご家族が残してくれた言葉があります。
『無理に頑張らなくていいと言ってもらえて、本当に救われました』
もちろん、患者さんやご家族ごとに正解は違いますが、
『生きることを支える医療』もあれば、『頑張らないことを支える医療』もある。
私は、どちらの選択にも寄り添える医師でありたいと思っています。
院長が積み重ねてきた『寄り添う医療』の想いを、私はさらに『生活と人生に深く踏み込む訪問診療』として形にしていきたいと思います。

の医師2名体制で総合的な視点で訪問診療を行っています。
特に高齢の患者さまに多い「おなかのトラブル(便秘・下痢・腹痛など)」や、「糖尿病や生活習慣病の管理(インスリン自己注射や薬剤管理など)」において、それぞれの専門性を活かした総合的かつきめ細やかな診療が当院の強みです。
おりた内科クリニックの訪問診療は、医師2名+専任スタッフによるチーム医療で行っています。
在宅医療に精通した看護師・管理栄養士・医療事務が連携し、医療と生活の両面を支える総合サポート体制が強みです。
専門の訪問診療部があるため、迅速対応が可能となっています。
医師がすぐに診察にいけなくても、専任看護師が迅速に相談にのり、迅速訪問対応やオンライン診療を併用して迅速対応いたします。
専門スタッフがチームとして支えることで、『困ったときにすぐ相談できる訪問診療』を実現しています。
おりた内科クリニックでは、超音波専門医(院長)が訪問先でエコー検査を実施できます。病院に行かなければ分からなかった身体の変化をその場で評価・判断できるため、質の高い訪問診療を提供できます。


病状の緊急性や病院搬送の必要性を『その場で判断・その場で対応』できる質の高い在宅医療を実現しています。
おりた内科クリニックの訪問診療は、病院レベルの専門性と在宅医療ならではの寄り添いを両立しています。
院長は大学病院・中核病院でがん診療と緩和ケアに長年携わった経験を持ち、副院長はご高齢の方に多い糖尿病・生活習慣病や高齢者医療(老衰によるお看取り)の豊富な臨床経験を持っています。
そのため、治療の視点(医学的判断)と生活の視点(その人らしい暮らし)を両方大切にした医療判断が可能です。
がんの痛みや呼吸苦のコントロールから、慢性疾患管理・終末期支援・在宅看取りまで、ご本人とご家族に寄り添いながら安心して続けられる医療を提供できることが当院の強みです。
当院は、地域の病院・介護事業所・行政と強固な連携体制を持つ訪問診療クリニックです。
金沢大学附属病院、金沢医療センター、市立病院、赤十字病院、南ヶ丘病院などと連携し、急変時の入院調整や専門診療への橋渡しがスムーズに行えます。
とくに南ヶ丘病院とは在宅医療連携体制(週末オンコール連携)を構築しており、緊急入院・レスパイト入院(経過観察入院)にも対応しています。
また、訪問看護ステーション、ケアマネジャー、地域包括支援センター、介護施設とも日常的に情報共有し、『顔の見えるチーム医療』を実践しています。
医療だけでなく介護・在宅生活まで一気通貫で支える安心のサポート体制が当院の強みです。


野々市市全域、金沢市・白山市の半径16km圏内
(診療可能エリアかまずはご相談ください)
おりた内科クリニックは、北陸信越厚生局への各種届出を行い、安心と信頼の在宅医療体制を整えています。
在宅医療を提供するクリニックとして求められる医療安全・緊急対応・地域連携の基準を満たしており、専門性の高い訪問診療を実践しています。
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区分 |
届出名称 |
|---|---|
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在宅医療体制 |
在宅療養支援診療所1(機能強化型・連携強化型)(病床あり) |
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在宅時医学総合管理料 |
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施設入居時等医学総合管理料 |
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緩和ケア |
在宅緩和ケア充実診療所 |
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がん性疼痛緩和指導管理料 |
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診療体制 |
時間外対応加算1(24時間対応体制) |
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外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ) |
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医療DX・情報連携 |
医療DX推進体制整備加算 |
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医療情報連携加算 |
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在宅医療DX情報活用加算 |
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在宅専門管理 |
在宅酸素療法指導管理料 |
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遠隔モニタリング加算(持続陽圧呼吸療法管理料等) |
これらの届出に基づき、
緊急時対応・ターミナルケア(看取り)対応・がん終末期緩和ケア・医療介護連携・ICT活用による見守り支援など、安心できる在宅医療体制を提供しています。
費用は保険種別・自己負担割合・医療内容で異なります。
※処置・訪問回数により増減します
※高額療養費・限度額認定証・自治体助成の適用で負担軽減も可能となります
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自己負担 |
月額目安 |
|---|---|
|
1割 |
約3,000〜8,000円 |
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2割 |
約6,000〜16,000円 |
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3割 |
約9,000〜24,000円 |
月締め(翌月請求)/基本的には口座引落で対応いたします。
医療費控除や各種助成のご案内も可能です。
おりた内科クリニック おなかとカメラと糖尿病金沢院 訪問診療部
〒921-8801 石川県野々市市御経塚1丁目445
TEL:076-227-8160(訪問診療部専用)/FAX:076-227-8130
【受付】月〜金 9:00〜18:00(土日祝休)※訪問診療は24時間対応