
健診異常のお困りごと相談室
健診異常のお困りごと相談室
健診で指摘される血糖値、血圧、コレステロール、肝機能の異常は、症状がないためつい軽視されがちです。しかし、これらの異常を放置すると、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞など、命にかかわる病気に繋がるリスクが高まります。症状が出る頃には、手遅れになることも少なくありません。
だからこそ、健診でわずかな異常が見つかった段階での早期受診が、あなたの未来の健康を守るために非常に重要です。当院では、消化器内科・肝臓の専門医と生活習慣病専門医の2名の医師が、あなたの健診異常に対して専門的な診療を行い、最適な治療法を一緒に考えます。
「健診異常のお困りごと相談室」では、生活習慣病や肝機能異常について、親身に相談に応じ、症状が悪化する前に健康を取り戻すお手伝いをいたします。
一緒に、未来の健康への一歩を踏み出しましょう。少しでも気になることがありましたら、ぜひ当院にご相談ください。あなたの健康を第一に、全力でサポートさせていただきます。
(健診異常のご相談は、予約ページの一般診察の予約ボタンから簡単に予約できます)
生活習慣病の一つである糖尿病や糖尿病予備軍の評価をするための検査値です。血糖値が高いと、血管にダメージが蓄積して、動脈硬化が進み、重篤な心筋梗塞や脳梗塞、腎不全といった合併症が生じます。そのような重篤な状態となる前の軽微な血糖異常の段階でまずはご相談ください。
血圧140/90以上が高血圧と定義され、血圧高値が持続すると、血管に負担がかかり、動脈硬化が進み、重篤な心筋梗塞や脳梗塞、腎不全といった合併症が生じます。そのような重篤な状態となる前の軽微な段階でまずはご相談ください。
生活習慣病である脂質異常症を診断するための検査値で、主に悪玉コレステロールといわれるLDLコレステロールが高値であると、血管に負担がかかり、動脈硬化が進み、重篤な心筋梗塞や脳梗塞、腎不全といった合併症が生じます。そのような重篤な状態となる前の軽微な段階でまずはご相談ください。
健診でAST、ALT、γGTP、ALPの異常が指摘された場合、肝臓に何らかの問題が生じている可能性があります。原因は、アルコールの過剰摂取、脂肪肝、B型・C型肝炎ウイルスの感染、自己免疫性肝炎など様々です。
当院では、肝臓専門医が診察し、採血や精密なエコー検査を通じて適切な治療方針をご提案します。肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、症状が出る前に対処することが大切です。健診で異常が見つかったら、早めに当院にご相談ください。
ビールやおいしいもの(イクラなど)をたくさん摂取すると尿酸値が高値となり、痛風発作のリスクが上昇し、足の指の激烈な痛みが生じる可能性が高まります。さらに、動脈硬化の進行や腎障害の原因となりえるため、注意が必要です。適切な食事療法とともに内服治療が必要となる可能性があるため、まずはひどくなる前に当院へ御相談ください。
BUN,Cr(クレアチニン),eGFR値が腎機能を表す検査値となり、慢性腎臓病、慢性腎不全へ進展すると異常値を呈します。先ほど提示した生活習慣病である糖尿病、高血圧、脂質異常症などにより動脈硬化が進展し、慢性腎不全を合併・進行すると、週に2-3回血液透析治療を一生続けていかなければならなくなります。そのようになる前に、まずは当院へ御相談ください。
尿検査の異常として尿蛋白・尿潜血を指摘されることがあります。原因としては、慢性腎臓病、腎炎、腎臓癌・尿管癌、膀胱癌などの尿路系の悪性腫瘍、尿路結石、尿路感染症が挙げられます。腹部エコー検査や尿細胞診検査などをおこない、原因を調べる必要があるため、まずは当院へ御相談ください。
急性膵炎、慢性膵炎、膵臓癌など膵臓に負担がかかっているときに上昇する検査値です。日本膵臓学会指導医によるエコー検査や超音波内視鏡検査を駆使して、精密な膵臓診療を提供いたしますので、まずは当院へ御相談ください。
血液疾患、消化管出血、婦人科系の出血などの存在が疑われます。特に消化管出血の場合、背景に胃癌や大腸癌などが隠れている可能性があるため、胃・大腸カメラによる精密検査が必要となる可能性があります。まずは当院へ御相談ください。
→わずかな健診異常でもひっかかった場合には、まずはお気軽にご相談ください。
肝機能異常は、アルコール性以外にも脂肪肝、薬の影響、ウイルス性肝炎など原因はさまざまです。お酒を控えるのは良いことですが、まずは血液検査や腹部エコーなどの精密検査を受け、原因を明らかにすることが大切です。
放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。生活習慣の改善(食事・運動)が基本ですが、場合によっては薬物治療が必要です。早めに内科での相談をおすすめします。
自覚症状がなくても、**腎臓や尿路系の病気(腎炎・尿路結石・がんなど)**の可能性があります。見逃すと深刻化する恐れがあるため、尿検査の再検査や腎臓の画像検査を受けるべきです。
健診で空腹時血糖が高い、またはHbA1cが高めの場合、糖尿病の前段階(境界型)や初期の糖尿病の可能性があります。放置すると合併症が進行するため、早期受診・生活改善が重要です。
健診は無症状の病気を見つけるためのものです。「自覚症状がない=健康」とは限りません。再検査の案内が来た場合は、病気の早期発見・早期治療のチャンスと捉え、必ず受診しましょう。