症状から探す
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発熱とは、体の温度がいつもより高くなる事を言います。大人の場合、体温が37.5℃以上になると発熱と呼ばれます。発熱は、体が感染症や炎症などと戦っているサインです。風邪やインフルエンザ、細菌やウイルスの感染が主な原因です。
発熱すると、他にもいろいろな症状が出ます。例えば、体がだるい、頭が痛い、筋肉が痛む、汗をかく、寒気がする、食欲がなくなる等です。これらの症状は、体が病気と戦っている証拠です。体温が上がる事で、病原体(病気を引き起こす原因)が活動しにくくなります。
発熱が続いたり、高い熱が出たりした場合は、医師に相談する事が大切です。特に、体温が39℃以上になる、激しい頭痛や息苦しさがある、発疹(皮膚に赤い点やブツブツ)が出る、意識がぼんやりするなどの症状がある場合は、すぐにご来院下さい。
発熱したときは、水分をしっかりとって、ゆっくり休む事が大事です。解熱剤を使うと熱が下がって楽になりますが、発熱の原因を見つけて、適切な治療を受ける事が大切です。
胃痛は、お腹の上の方で感じる痛みの事です。胃痛の原因はさまざまで、食べ物やストレス、病気などがあります。例えば、たくさん食べすぎたり、脂っこい食べ物やお酒を飲みすぎたりすると、胃が痛くなる事があります。また、緊張やストレスも胃痛の原因になる事があります。
病気が原因の場合、胃炎(胃の炎症)や胃潰瘍(胃にできる傷)、逆流性食道炎(胃酸が逆流する病気)などがあります。これらの病気になると、胸が焼けるように感じたり、吐き気がしたり、食欲がなくなったりする事があります。
もし胃痛が続いたり、強い痛みがある場合は、すぐにご来院下さい。胃痛の原因を見つけて、適切な治療をご提供致します。また、普段からバランスの取れた食事を心がけたり、適度に運動をしたり、ストレスをうまく管理する事が胃の健康を保つために大切です。
胃もたれとは、食べた後に胃が重く感じたり、消化がうまくいかない時の状態です。主な原因は、食べ過ぎや脂っこい食べ物、ストレス、お酒の飲みすぎ等です。これらが原因で、胃がちゃんと働かず、食べ物が胃の中に長く残ってしまいます。
胃もたれの症状には、胃が重く感じる、不快感、胃が張った感じ、げっぷが出る、食欲がなくなる等があります。これらの症状は、食べた後数時間以内に現れる事が多く、日常生活にも影響を与える事があります。
胃もたれを予防するためには、決まった時間に食事をとる事、バランスの良い食事を心がける事、適度に運動する事、ストレスを減らす事が大切です。食事中はゆっくりよく噛んで食べる事も大事です。また、お酒やカフェインを控える事も役立ちます。
もし胃もたれが続いたり、他の症状が出たりする場合は、当院にご相談下さい。
便潜血陽性とは、便の中に目に見えない程度の微量な血液が混じっている状態を指します。健康診断やがん検診の便潜血検査で「陽性」が出た場合、大腸ポリープや大腸がん、炎症性腸疾患、痔核などの可能性があるため、早期の精密検査が推奨されます。便潜血検査は、大腸がんの早期発見のために役立つ検査です。この検査で陽性反応が出た場合、まずは日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本消化器病学会専門医がいる当院にまずはお気軽にご相談ください。必要に応じて、鎮静剤を使用した苦痛の少ない大腸カメラ検査を受けることをお勧めいたします。
(大腸カメラの事前診察のご予約の予約ボタンから簡単に予約できます、同時に内視鏡の予約ボタンからも大腸カメラの予約をしてください)
疾患 |
頻度 |
大腸ポリープ(腺腫:大腸がんの芽) |
約30-50% |
大腸がん |
約3-5% |
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病) |
約1-5% |
痔核 |
約15-20% |
便潜血陽性の結果が出ても、すぐに命に関わるものではない場合もありますが、見逃せない大腸がんが潜んでいる可能性もあります。また、大腸がんの前段階となる大腸ポリープも高確率で発見されます。こうした早期の大腸がんやポリープは、自覚症状が出ないため、便潜血陽性が早期発見の唯一のきっかけとなることが多いのです。
大腸がんは、日本のがん罹患率で男性2位、女性2位、死亡原因で男性2位、女性1位を占め、現在でも進行した状態で発見されることが多いため、非常に多くの方が大腸がんで苦しい思いや悲しい思いをしているのが現状です。しかし、今では大腸ポリープの段階で早期発見・治療することができれば、ほぼ完治が可能な時代です。そのため、便潜血陽性と診断された際は、まずは大腸カメラ検査を受けることが非常に重要です。また、便潜血が陰性であっても、大腸がんやポリープが隠れている場合があるため、陰性結果を「異常なし」と考えず、念のため一度は大腸カメラ検査を受けてみることがご自身の命を守る大切な行動につながります。
便潜血陽性の方に推奨される検査が『大腸内視鏡(カメラ)検査』です。便潜血陽性の場合に高頻度で発見される大腸がんの芽である大腸ポリープや命に関わりうる大腸がんを早期に発見するための唯一の方法が大腸カメラ検査で、同時にポリープ切除手術も施行可能です。
当院では、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本消化器病学会専門医で金沢大学附属病院等の中核病院で培った技術を活かし、苦痛の少ない内視鏡検査・治療を提供しています。
さらに、当院では大腸内視鏡検査時の挿入・処置時間、苦痛を軽減するために施行した工夫、挿入時の注意点から腸管走行、大腸の解剖学的対応方法などについて詳細に記録を残し、次回検査時により苦痛なくスムーズに検査ができるように対応いたします。患者様の『大腸のかかりつけ医』となるべく、誠心誠意対応いたしますのでご安心ください。
大腸カメラ検査について詳細はこちら
患者様が不安なく検査を受けられるよう、以下のような取り組みを行っています。
①専門医による安心の検査~大腸のかかりつけ医としての役割
➁鎮静剤を使用した苦痛の少ない大腸カメラ検査の提供
➂体に優しい二酸化炭素ガスの使用
④日帰りポリープ切除手術の提供
⑤完全個室トイレ付きの下剤前処置室の提供
⑥胃カメラと大腸カメラの同時施行可能な検査体制
⑦最新デジタルツールの活用
⑧生活習慣病の専門医との2人主治医制
※健診異常では、便潜血陽性以外に血糖値、血圧、コレステロールなど生活習慣病に関わる異常も同時に指摘されることが多いです。当院では、消化器内科専門医と生活習慣病の専門医の2人主治医制により、精密な大腸カメラ検査・治療に加え、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の診療も行うことが可能です。内視鏡だけに特化したクリニックではなく、全身を診ることができるクリニックとして、患者様の幅広い健康ニーズに対応し、安心して定期通院いただけることが当院の強みです。
便潜血陽性は、多くの病気を早期に発見するための大切なサインです。陽性だからといって必ずしも大腸がんが見つかるわけではありませんが、専門的な検査を受けることで、原因を特定し、必要な対策を講じることができます。
当院では、最新の内視鏡技術を駆使し、患者様の不安を和らげる細やかな配慮で、リラックスした状態で検査を受けていただけるようサポートいたします。消化器の専門医として、早期発見と治療のお手伝いを全力で行い、皆様の健康を守ります。
「たぶん痔だろう」という自己判断で放置することなく、まずは当院に一度ご相談ください。検査を受けることで、結果に基づいた安心を得られ、不安を解消して日常生活を過ごせるようになります。少しでも気になることがあれば、お早めにご相談いただけたらうれしいです。